今回の目標 電車前面のスケッチを作成

以下のように電車(モハ60)の前面を作成します。少しずつ旧型国電らしくなってきました。
左右窓のスケッチを作成
まずは後面に2つのスケッチを作成
- 「ボディー前面」の後面に窓の外枠を作成するためのスケッチを作成します。
- 「ボディー前面」の後面に窓の貫通部分を作成するためのスケッチを作成します。
前面窓を作成の外部ジオメトリとして利用するために、「ボディー前面」に後面を作成します。
ボディーは前面です。後面のスケッチから作成しますが、これは「前面ボディー」の後面のスケッチです。今回、前回作成した側面と後面のボディーは1回も使いません(Visibility=falseのままです。)。



左右にデータム平面を作成
- エッジを2つ選択します。
- データム平面を作成をクリックします。


データム平面にスケッチを作成

スケッチを編集
- 後面のスケッチの外枠を外部ジオメトリとして利用します。
- 最前面の平面部の左側を外部ジオメトリとして利用し、1.34mmのところから長方形を作成します。
- 長方形の上辺と下辺を後面のスケッチの外部ジオメトリと水平拘束します。
- 右側も同じようにデータム面を作成してスケッチを作成します。



左右の電車前面の窓の貫通部分のスケッチを作成
- 先ほど作成したデータム平面に再びスケッチを作成します。
- 作成した左右の電車前面の窓外枠のスケッチを外部ジオメトリとして参照しながら、窓の貫通部分のスケッチを作成します。左右同じように作成します。


前面の貫通扉のスケッチを作成する
- 電車の前面に前面扉の外枠を作成するためのスケッチを作成します。
- 電車の前面に前面扉の内部を作成するためのスケッチを作成します。
- 電車の前面に前面扉の窓穴をあけるためのスケッチを作成します。
- ドアノブを表現するためのスケッチを作成します。最近の光造形3Dプリンターであればこういった細かい表現も可能です。



最近の3Dプリンター(8K以上のもの)は恐ろしい性能があります。このような、小さいものもプリントで表現できます。

ウインドウシルヘッダーのスケッチを作成
ウインドウシルヘッダ―の表現はヘッダーほどではないにしろ面倒くさいです。同じ旧型国電でもノーシル・ノーヘッダー車の方がデザインが簡単で、3Dプリントも簡単です。
ウインドウシルヘッダ―スケッチの作成


スケッチをコピーしてZ軸方向に移動


表示枠や通風機作成のためのスケッチを作成
左側の表示枠?のモールドのスケッチを作成
電車の左上の数字が表示されているところです。名前は知りません。
- 左側のデータム平面に左側のモールドの押し出しのためのスケッチを作成します。
- 左側のデータム平面に押し出したモールドをポケットコマンドで形を作成するのためのスケッチを作成します。


右側の通風機のモールドのスケッチを作成
- 右側のデータム平面に通風機の枠を作成するためのスケッチを作成します。
- 右側のデータム平面に通風機の形を作るためのスケッチを作成します。


前面の手すりを作る(適当)
手すりはよくわからないため、インターネットで検索し、ここにあるかな、と思われる位置に作成しています。

旧型国電のテールライトのスケッチを作る
図面によれば当時のテールライトは「ガイコツ型」と呼ばれ、1箇所だけの設置だったようです。新製時の旧型国電の表現には欠かせないため、少し大きめに目立つように作図します。

テールライト上の手すりのスケッチを作成

その他電車前面に表現するもののスケッチを作成する
前面の銘板を作る(適当)

前面の配管を作る(適当)

前面を欠き取るためのスケッチの作成

まとめ
電車の前面を作成しました。次回は前面を形にします。
