今回の目標
前回作成した側面のスケッチにウインドウシルヘッダ―、その他を追加します。

ウインドウシルヘッダ―(上部)の作成
上がノーシルノーヘッダーの昭和14年度車のモハ60形電車です。下は今回作成している昭和18年度車のモハ60形電車です。同じ形式の旧型国電ですが、新製時は年度によって違いがあります。ウインドウシルヘッダ―の表現が必要なため、3DCADでの作成は下の方が手間がかかります。




対称コピーのもととなるウィンドウシルヘッダーのスケッチを作成



不必要な円はトリムコマンドで取り除きます。

対称コピー
1枚目の乗降扉のヘッダー
対称コピーしたら、適宜拘束を設定します。

2枚目の乗降扉のヘッダー


3枚目の乗降扉のヘッダー
完全拘束をするのが理想ですが、こういう面倒くさいのは完全拘束にこだわらなくてもよいと思います。

側面の端とヘッダー外部ジオメトリとして参照し、ウインドウシルヘッダ―の端と一致させます。

ウインドウシルヘッダ―(下部)の作成
ウインドウシルヘッダ―(下部)の作成は簡単です。車両の下端から5.82mmを始点として0.75mmのウインドウシルヘッダ―を作図します。


ドアのステップ?(名称不明)のスケッチの作成
乗務員扉、乗降扉の下を外部参照として、0.35mm(縦)の長さの長方形を作成します。

方向幕のスケッチ作成
前から2番目の乗降扉の横に行き先表示を作成します。

旧型国電サボの作成
1番目の乗降扉と3番目の乗降扉の内側にそれぞれ、サボ受けを作成します。0.25mmのモールドで表現します。
8K以上の3Dプリンターであれば、電車をZ軸方向に印刷しても(電車を下から上へ印刷)綺麗に表現されます。


発車ベル?のスケッチを作成
2番目の乗降扉の横(前側横)に発車ベルのスケッチを作成します。

乗務員扉ドアノブのスケッチを作成
大きさは適当です。さすがに、この大きさだと実車のような持ち手のあるドアノブを表現することはできないと思います。


手すりのスケッチを作成
側面のスケッチが完成しました。
