今回の目標 電車の前面を作る
今回はここまで作成していきます。戦時中の旧型国電(原型)に見えるようになってきました。

準備
後面の不要なスケッチを不可視とする
「ボディー前面」に書いた後面のスケッチは不可視としてしまいます。

前面を取得する
- 作成しておいた前面を取得するスケッチを選択しにポケットコマンドを実行します。
- 前面を作成できました。

左右の窓を作成する
スケッチをもとにポケット(くぼませる)かパッド(押し出す)のコマンドを実行することで、旧型国電であればたいていの表現ができます。なお、ポケットは0.25mmのあれば塗装後も表現をも残すことができます。
ポケットで左右の窓の形状を作成
- 左右の窓外枠のスケッチを選択します。
- ポケットコマンドで削ることで旧型国電の前面窓周りの一段下がった形状を表現します。

ポケットで窓を作成
- 窓の貫通部分のスケッチを選択します。
- ポケットコマンドで穴を開け、電車の窓を表現します。

電車前面中央の貫通扉を作成
- ポケットコマンドで旧型国電中央部の貫通扉部分を表現します。0.25mmも削れば十分に表現できます。1段目は0.25mm、2段目は0.5mmとしています。
- ドアノブは0.35mmの押し出しで表現します。




ウインドウシルヘッダ―を作成
- 1段目のウインドウシルヘッダ―は0.5mm逆に押し出しました。
- 2段目は0.75mmとしました。表現としては十分です。


表示枠や通風機を作る
表示枠を作成
- 外枠は0.74mm押し出します。これで0.5mm押し出されるようになります。
- 内枠は逆方向にポケットを実行します。これで形状の表現ができました。


鎧戸式ベンチレータを作成
- 外枠の鎧戸型通風機の表現は0.74mm押し出します。※逆方向で前側に押し出されます。
- 内側は1mmくぼませて、鎧戸通風機を表現します。


旧型国電の手すりのモールドを作成
0.5mmの押し出しでも十分に塗装後も残る3D印刷となります。

電車のテールライトを作る
テールライトに穴を開けておいて、透明のプラスチックなどを詰めれば、ライトの表現をすることもできます。

テールライトの上の手すりのモールド作る

その他電車前面に表現するものを作成する
前面の銘板を作る(適当)
楕円形の形は上手く印刷できないことがありました。このため、模型的な表現とて、薄いところでも0.35mmとなるように押し出しています。

前面の配管を作る(適当)

前面を欠き取る

完成
GMの板状キットの前面のようになりました。
