FreeCADでNゲージ旧型国電Nゲージ旧型国電の側面のスケッチを描く①トレースの準備　モハ60　昭和15～17年度準戦時設計車

今回の目標　トレースの準備

「モハ60　昭和15～17年度準戦時設計車」を作成します。今回は、旧型国電の側面を作成するための準備をします。FreeCADのバージョンはVER0.21.0です。

FREECADのパートデザインワークベンチには「JPG ファイル (.jpg) 」などをインポートすることができます。窓や屋根などの細かい部分は、あらかじめ図面集などをスキャナで取り込んだJPG ファイルを用意しておいて、画像の上からスケッチを作成した方が効率が良くなります。

ファイルメニューからインポートを選択します。そうするとファイルをインポートする画面が表示されます。

インポートするファイルを選択するとインポートすることができる。

今回は、私が適当に作成したモハ60（昭和14年度車）の絵を使用しましたが、実際は、鉄道図面集を購入するか、インターネット上から図面を探して、利用させてもらうのが一番早いと思います。

無事に、JPG ファイル (.jpg)がインポートされました。

インポートした画像の向きとCAD画面上の電車の向きとが一致していない場合は、インポートした画像の向きを調整し、AD画面上の電車の向きと合わせる必要があります。

インポートした画像ファイルをダブルクリックすると、画像をどの平面にインポートするか設定することができます。

YZ平面を選択すると、インポートした画像の向きとCAD画面上の電車の向きピッタリ一致しました。

続いて、インポートした画像の大きさの調整とスケッチ作成がしやすくなるように、CAD画面上の電車の表示を半透明にしておきます。CAD画面上の電車を選択し、右クリックメニューの「表示」をクリックします。

透明度が変更できます。後ろの画像が見やすい透明度に変更します。後ろの画像が見えることで、スケッチをするときに、その画像を参照できるようになります。

インポートした画像ファイルをダブルクリックすると、画像の大きさを変更することができます。画像ファイルの大きさをNゲージサイズに変更し、参照しながらスケッチを作成します。CAD画面上の電車はすでにNゲージサイズですから、CAD画面に合わせればよいことになります。

電車の側面（スケッチを作成したい平面）を選択し、スケッチを作成をクリックします。

旧型国電モハ60の画像を参照しながらスケッチを作成する準備ができました。実際は旧型国電の鉄道図面集やNゲージの図面などを取り込んでトレースします。