対称コピーと対称拘束
freecadのスケッチャーワークベンチには「対称コピー」というコマンドがあります。一言でいうと、「鏡を見ている人がコピー元だとすると、鏡の中の人がコピー先ということになります。」スケッチと対称線となる直線を選択し、対称線を基準にして対称となるコピーを作成する機能です。
対称コピーしたスケッチは対称拘束で拘束することができます。コピー先に直線を基準にしてコピー元と対称とする拘束を設定できます。
どういうときに使う?
電車のドアを作成するのにとても便利でした。電車の窓や、車た建築物など同じようなものをたくさんスケッチする場合にとても便利な方法です。
対称コピー
- 対称コピーのための直線(鏡の役割をする直線)を作成。
- コピーしたいスケッチを選択。
- そのまま「対称線」も選択。つまり、選択します。
- 対称コピーをクリック。


対称コピーが作成されます。

対称拘束
- 「対称拘束する元のスケッチの点」をクリック。
- 「対称拘束する対称コピーされた点」をクリック。
- 対称線をクリック。
- すべて選択されている状態で対称拘束をクリック。
面倒な場合は拘束を省略してしまってもよいかもしれません。

対称拘束がかかります。対称線を作成するために使った補助線などが残ったりします。これらは、削除してしまいます。

まとめ
Nゲージの鉄道模型の電車のドアを作ったとき、対称コピーを知らずに2時間かかっていたものが、対称コピーでものの10分ぐらいでできました。